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電気専門用語集(WEB版)





用語集No.: 25

用語番号2.5.2
用語SF6ガス(六ふっ化硫黄)
読みSF6がす(ろくふっかいおう)
英語SF6 gas
sulfur hexafluoride
定義典型的な負性気体の一種で、高い絶縁性能ならびに消弧性能を有する気体。分子量146.06、1気圧における沸点が-62.0℃、0℃で約13気圧まで圧縮可能。
備考SF6ガスは絶縁破壊強度が空気の2~2.5倍と高く数気圧に圧縮することにより空気の10倍程度の絶縁油に匹敵する絶縁耐力を得ることができる。化学的にも安定であり、近年高電圧の絶縁媒体として種々の電力機器に使用されている。SF6ガスの実効電離係数は電界のわずかな増加に対して著しく増加するため、ギャップ中の電界の最大値が極限電界(limiting electric field)または臨界電界(critical breakdown strength)(α=ηとなるE/N)をわずかでも超えると絶縁破壊に至りやすい。これを最大電界依存性(dependency for maximum electric field)があるという。

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